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高血圧症の診断と治療

高血圧症とは

 高血圧症は、心・脳血管病の最大、最多の危険因子であります。

 高血圧症は90%が「本態性高血圧症(遺伝的要素あり)」であり、10%が「2次性高血圧症(内分泌性、腎血管性腎症等)」であります。日本人における降圧目標は75歳未満の成人では130/80 mmHg未満、75歳以上の高齢者では140/80 mmHg未満とされています。

高血圧症の種類について 

 しかしながら、近年は医療機関以外で血圧測定の機会が増え、一日の血圧変動から早朝高血圧症、夜間高血圧症、白衣高血圧症、仮面高血圧症等と表現されるパターンがあることが分かってきました。

 診察室で血圧は家庭血圧よりも約10%高い傾向にありますが、しばしば極端に高くなってしまうこと(白衣高血圧症)があります。これは女性に多く見られますが、重篤度はそれほどでありません。血圧は通常夜間睡眠中かなり低下しているはずですが、高いまま維持されること(夜間高血圧症)があります。これは何らかの昇圧機序が強く働いている結果で重症高血圧症のことが多いと思われます。職場ではストレス、疲労などのためか血圧が高くなり、医院へ行くと緊張がほぐれるせいかそれ程高くないこと(仮面高血圧症)もあります。

 これらの現象を考慮するといずれの時点、場所における血圧値を指標とすべきか悩ましいところであります。

当院の診療方針 

 当院の診療方針としては、まずは2次性高血圧症を除外診断、血圧変動パターンを認識し、数時点での血圧値の平均値を指標として遺伝的素因、年齢、体重、性差、臓器障害、合併症等々の病態を十分吟味しながら治療をはじめます。

 体重コントロール、塩分の適正摂取は当然のことながら、薬物療法では(Ⅰ)交感神経等抑制剤、(Ⅱ)利尿剤、(Ⅲ)血管拡張剤、(Ⅳ)レニン・アンジオテンシン系抑制剤のうちからまず第一選択薬を決定し、以後効果、副反応などを考慮しながら段階的治療を進めてまいります。

 

 

 

 

 

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